笑顔と思いやりのオーシャン動物病院

0538-31-2311

静岡県磐田市上岡田942-4

ウサギの診療

当院では、ウサギの診療として健康診断、飼育相談、不妊手術などのご相談から、各種検査や手術などを行っております。ウサギのフードも各種取り揃えております。
特にウサギは上下の歯が生涯伸び続けるため、自身で歯の長さを適切に保つことができなければ歯科関連のトラブルに繋がってしまいます。そういった歯科関連のケアも行っております。

ウサギを家族に迎えたら

  • ウサギの性格と注意点

    ウサギウサギは臆病で怖がりであるため、小さな物音に驚いたりとても警戒心が強い動物です。
    また、病気になっても具合の悪さを我慢してしまう傾向もあるため、症状が出た時には手遅れになっていることもあります。日々の様子をしっかりと見てあげて、いつもと様子が違わないかなどを確認してあげましょう。

  • ウサギの食事

    うさぎウサギが健康で快適な生活を送っていくためには、腸内環境を正常に保つことが重要となり、毎日の食事で適切な「繊維」を摂取させてあげましょう。
    食事は毎日、一定量のペレット(ラビットフード)を与えつつ、牧草(チモシー)を自由採取させてあげるようにしてください。ケージ内に常時与え、十分に採らせてあげる方法が理想です。
    また、ウサギは慎重な性格でもあるため、食べ物に強いこだわりを持つ動物です。子ウサギの頃から食習慣をしっかりとつけてあげられるようにしましょう。

  • ウサギの飼育環境

    うさぎウサギの飼育には個々のテリトリーが確認できるように、十分な広さを確保してあげましょう。
    また、温度変化に弱いので、ストーブやエアコンの近くにケージを置いたり、隙間風のあたる窓のそばやドアの近くに置くことは避けましょう。また、臆病な性格でもあり、敏感な耳を持っているため、テレビや音楽機器のすぐ近くなど大きな音の鳴る場所も避けましょう。

    一箇所に場所を決めて排尿、排便をする習慣があるため、比較的楽にトイレを覚えてくれるようになります。

  • 緩和治療

    腫瘍が原因となり引き起こされる様々な症状を、点滴、食欲増進剤、栄養補給、痛み止めなどを用いて、和らげてあげる治療です。また、再生医療、レーザー療法や食事療法など、副作用の心配が少なく、腫瘍の進行を遅らせる治療方法も積極的に取り入れています。

ウサギの予防・健康診断について

  • 歯のチェック(歯切りなど)

    ウサギは上下の歯が生涯伸び続けるため、自身で歯の長さを適切に保つことができなければ歯科関連のトラブルに繋がってしまいます。そのため、不正咬合などにならないように、定期的に歯のチェックを行いましょう。前歯の状態は目に見えやすいので飼主様でも気づきやすいですが、奥歯の状態は見えにくいため、トラブルになってからのご来院も多くあります。
    「歯が正しく削れる生活」を意識してあげることも歯のトラブル予防のために重要です。

  • 爪切り

    うさぎウサギが健康で快適な生活を送っていくためには、腸内環境を正常に保つことが重要となり、毎日の食事で適切な「繊維」を摂取させてあげましょう。
    食事は毎日、一定量のペレット(ラビットフード)を与えつつ、牧草(チモシー)を自由採取させてあげるようにしてください。ケージ内に常時与え、十分に採らせてあげる方法が理想です。
    また、ウサギは慎重な性格でもあるため、食べ物に強いこだわりを持つ動物です。子ウサギの頃から食習慣をしっかりとつけてあげられるようにしましょう。

  • ノミ・ダニ予防

    最近は「うさんぽ」というように、ウサギと一緒に外をお散歩する方も増えてきました。外に出る場合、外ノミやダニがウサギに寄生する場合があります。皮膚表面に寄生がないかどうかをチェックしてあげましょう。もし、ノミ・ダニの寄生が見つかった場合には、駆除薬を使用します。

  • 血液検査

    ウサギは人間の10倍のスピードで年を取りますので、定期的な健康診断をお勧めしています。
    血球測定(白血球・赤血球など)や生化学検査(肝臓酵素など)を行います。
    検査項目によっては外部の検査センターに依頼することもございます。

ウサギの不妊手術について

うさぎは犬や猫とは異なり、1年中発情期のある動物です。ウサギは1か月に1日程度は発情が休止しますが、それ以外は「年中発情状態」が続きます。そのため、繁殖を考えない場合は発情時のストレスを軽減してあげるためにも不妊手術をお勧めします。

また、雌のウサギは3歳以上になると卵巣・子宮疾患のリスクが増し、年齢とともに増加していきます。病気のリスクを軽減する意味でも不妊手術を行ってあげましょう。

ウサギに多い病気について

  • 食滞(食欲不振)

    うさぎ食滞は繊維質の摂取不足、毛などの異物摂取、ストレス、歯のトラブルなどから、胃腸の機能が低下して発生します。症状としては元気が無くなる、食欲不振、便の減少や異常、腹囲膨満などがあります。
    ウサギは寝ているとき以外は、口の中でモグモグと餌を咀嚼していることが通常です。そのため、食欲不振が24時間以上続く時は注意が必要です。
    治療は多くの場合に、点滴や内服などの内科的療法を用いて行います。原因として異物誤飲による閉塞などがあれば外科的治療を行うこともあります。

  • 切歯・臼歯の不正咬合

    ウサギの歯は生涯伸び続けるため、自身で歯の長さを適切に保つことができなければ、歯並びが悪くなり不正咬合を引き起こすことがあります。不正咬合が起こると食事ができなくなることもあり、食滞の原因ともなります。
    食欲不振、よだれや涙が出る、歯ぎしりをする、硬い物を食べない、などの症状が出ることがあります。治療は歯の咬合の状態をチェックして、定期的な歯科処置(切断・研磨)や矯正などを行います。


フェレットの診療

当院では、フェレットの診療として各種予防(フィラリア予防・ワクチン接種・ノミ予防など)から、健康診断、飼育相談、不妊手術などのご相談まで幅広く対応しております。
フェレットのフードも各種取り揃えております。

フェレットがかかりやすい病気には、低血糖症、リンパ腫、副腎疾患などがあり、こういった病気の早期発見ができるように、日常のケアを含めて飼主様のサポートを致します。

フェレットを家族に迎えたら

  • フェレットの性格と注意点(誤飲に注意)

    フェレットは活動的で好奇心旺盛で人に慣れやすい動物です。
    興味があるものを噛んで確認する習性があるため、異物誤飲や電気コードを噛んでしまっての感電などには注意してあげる必要があります。
    また、ゴムやスポンジ、布製品、プラスチックのような素材をかじるのが好きです。ケージからお部屋に出してあげる時にはこういったものが部屋に無いようにしてあげるか、表に出ている間はしっかりと見守ってあげましょう。

  • フェレットの食事

    食事は動物性たんぱく質を多く含んでいるフェレット用のフードが販売されていますので、それを与えてあげましょう。犬猫用などのフードの中には植物性たんぱく質を多く含んでいるものもあり、それをあげ続けると尿路結石を起こす可能性が高まります。専用フードを与えてあげましょう。
    また、現在は成長期・健康維持期・高齢期というようにライフステージに合わせたフードが販売されていますので、こういったものを利用するのもよいでしょう。
    水は給水ボトルで与えると汚れにくく衛生的です。

  • フェレットの飼育環境

    寒さには比較的強いと言われていますが、フェレットは汗腺を持たないため暑さには弱く、熱中症にかかりやすいと言われています。暑いときはなるべく通気の良いところにおいてあげるようにしてあげましょう。トイレ(排便、排尿)はケージの角でする習性がありますので、それを利用すれば簡単にトイレのしつけができます。ケージは脱走しないようにケージの網の幅が狭いものを用意してあげましょう。

フェレットの予防・健康診断について

  • ワクチン接種

    フェレットは犬ジステンパーウイルスに非常に感受性が高く、感染した場合ほぼ100%死亡します。
    必ずワクチン接種をするようにしてあげましょう。1歳までの間は8週齢で1回目の注射をし、12週齢で2回目の追加接種をします。その後は年に1回の接種をしていきます。

  • フィラリア予防

    蚊によって媒介されるフィラリア症は、犬の病気というイメージがありますが、フェレットも犬と同じようにフィラリアに感染することがあります。フェレットは犬と比べて身体が小さいため、フィラリアが1匹感染するだけで死に至ることがあります。予防は毎月1回、お薬を投与するだけで簡単にできます。
    予防期間は、犬と同様に4月から11月頃まで必要です。

  • ノミ・ダニ予防

    犬や猫と同居している場合、外からノミやダニが家の中に持ち込まれてフェレットに寄生する場合があります。皮膚表面に寄生がないかどうかをチェックしてあげましょう。もし、ノミ・ダニの寄生が見つかった場合には、駆除薬を使用します。

  • 血液検査

    フェレットは人間の10倍のスピードで年を取りますので、健康診断が重要です。
    3歳頃まではワクチン接種の時に毎年の健康診断をお勧めしています。
    4歳以降は血液検査なども交えた健康診断を年1回程度受けていただくと安心です。
    6歳以降は年2回(半年に1度程度)は血液検査なども交えた健康診断をお勧めしています。

フェレットの不妊手術について

最近は、ペットショップなどで入手した場合には、ファームにおいて既に不妊手術を終えている子も多くなってきました。繁殖を望まないのであれば、不妊手術を行ってあげることをお勧めしています。

不妊手術を行うことで発情に関わるストレスを軽減することもできますし、体臭を軽減することもできます。
特にメスの場合は不妊手術を行っていない場合、発情が来ても交尾が行われない状態が続くと、発情中に卵巣で分泌される女性ホルモンが血液中で高濃度で保たれてしまいます。その結果、再生不良性貧血や血小板減少症といった死につながる病気になってしまうこともあります。

望まない繁殖を防ぐだけでなく、飼育環境によっては命に係わることもありますので、不妊手術をまだ行っていない場合にはしっかりと考えてあげましょう。

フェレットに多い病気について

  • インスリノーマ

    インスリノーマは、血糖値が低下する病気で、膵臓に発生したインスリノーマと呼ばれる腫瘍が原因で発生します。また、4歳以降の中高齢期のステージで多発する傾向にあると言われています。
    症状としては、活動量が落ちてきている・ふらついているなどのような老化のような症状と、心拍数や呼吸数が異常に上昇する、ヨダレが増加するなどのような低血糖に誘発された交感神経の異常な興奮による症状とがあります。
    治療は多くの場合に、投薬を継続することで、安定した良好な生活の質を維持することができます。

  • 副腎腫瘍

    副腎腫瘍はフェレット特有の発生頻度の高い疾患と言われています。
    症状としては、脱毛、外陰部の肥大、排尿障害、体臭の変化などがあります。
    治療はその子の体調や年齢を考慮して内科的治療と外科的治療から選択していきます。
    内科的治療は投薬によるコントロール、外科的治療は副腎腫瘍の摘出を行います。

  • リンパ腫

    リンパ腫は白血球が悪性腫瘍となる病気で、血液のガンとも呼ばれています。
    リンパ球が腫瘍化してしまうと、全身に広がる可能性があり、全身の様々な部位で増殖し、増殖を阻止できない場合には、進行性に身体を蝕んでいき、最終的には命を奪います。
    症状としては、リンパ腫が発生している部位により様々な症状が出ます。共通する症状としては、元気・食欲の低下、体重減少、貧血の発生などがありますが、いずれもリンパ腫特有の症状ではなく、その他の病気の症状としてよく見られるものばかりです。

    治療はその子の体調や年齢、悪性度の状態によって方法を選択していきますが、完全に治癒することは難しい病気といえます。個々に合わせた治療法をご提案させていただきます。


ハムスターの診療

当院では、ハムスターの診療として各種検査、健康相談、飼育相談などを行っております。ハムスターのフードも各種取り揃えております。
ハムスターでは皮膚の病気や消化器疾患が多く、食事内容や生活環境作りが重要となります。また、ハムスターは体が小さく、病状が出る前の対応が重要となります。
いつもと何か違うな?と思ったら病院へご相談ください。

ハムスターを家族に迎えたら

  • ハムスターの性格と注意点

    ハムスターハムスターの仲間は20種類以上いると言われています。日本でペットとして飼育されるハムスターはゴールデンハムスター・ジャンガリアンハムスターなどの種類がほとんどです。
    ハムスターは種類によって性格も異なります。
    身体がとても小さいため、ちょっとした病気が命に関わることもあります。
    そのため、日々の様子をしっかりと見てあげて、いつもと様子が違わないかなどを確認してあげましょう。

  • ハムスターの食事

    ハムスターは雑食性のため何でも食べてくれます。特に野菜・果物・種子などを好んで食べる子が多いのですが、水分量が多い野菜や果物は下痢に繋がる可能性もあるため、量を調整してあげるようにしましょう。また、種子もカロリーが高いため、多く与えすぎると肥満の原因にもなります。
    餌にも様々ありますがペレットを主食とすると栄養バランスを保つことができます。
    ハムスターは夜行性のため、夕方頃に餌を取り換えてあげましょう。一度に食べる子は少なく巣箱などに餌を貯めることもよくあります。きちんと食べているかは毎日チェックしてあげましょう。

  • ハムスターの飼育環境

    ハムスターはもともと温度が一定に保たれる地下に巣を作る動物です。そのため、温度変化に強い動物ではないため、適切な温度管理をしてあげましょう。
    ケージは直射日光の当たらない場所を選んであげましょう。また、約5℃の低温環境になると、巣で冬眠するので気を付けましょう。

ハムスターに多い病気について

  • 下痢(ウェット・テイル)

    クロストリジウム、カンピロバクター、大腸菌などの細菌が原因とされる病気です。水のような下痢をします。症状が重くなると、急激に体内の水分が奪われていくため、衰弱が進行し、短期間で死に陥る場合があります。
    感染の原因として考えられるのは、環境変化などによるストレスが大きな原因となると言われています。触りすぎたり、ハムスターに負担になることは極力避け、安定した環境づくりをしましょう。

  • 皮膚のトラブル

    食べ物やケージ内の床材などが原因となって発症するアレルギー性皮膚炎、皮膚に寄生しているニキビダニが増殖することによるニキビダニ症、細菌感染による細菌性皮膚炎などの皮膚トラブルを起こすことがあります。
    皮膚トラブルでは、脱毛、発疹、フケ、炎症などが症状として見られます。定期的にハムスターの皮膚の状態をチェックしてあげましょう。

  • 口腔内のトラブル(歯や頬袋)

    金網ケージなどをかじることで歯が曲がり、上下の歯が噛み合わなくなることで不正咬合が起こったり、歯の周りの炎症が起こることもあります。ケージなどをかじっているのを見かけたら注意をしておきましょう。
    また、餌による頬袋の損傷による頬袋脱にも注意をしてあげましょう。頬袋に引っ付きやすい食べ物などは要注意です。頬袋が出てしまっていたり、炎症、膿瘍、腫瘍が生じていることもあります。


モルモットの診療

モルモットがかかりやすい病気には、歯科疾患、消化器疾患、皮膚疾患などがあり、こういった病気の早期発見ができるように、日常のケアを含めて飼主様のサポートを致します。

モルモットを家族に迎えたら

  • モルモットの性格と注意

    モルモットが家に来た直後は怖がりで警戒心が強いかもしれませんが、お世話をし、優しく接してあげれば少しずつ慣れてきます。また、噛みついたりもせず、感情も豊かで、人に対しても鳴き声などで意思表示を行う動物です。しかし、聴覚が非常によく発達しており、臆病な動物でもあるため、騒音のしない静かな場所で飼育するようにしてあげましょう。

  • モルモットの食事

    モルモットは完全な草食動物です。また、ビタミンCを対内で作ることができないため、専用のフードを中心に牧草やビタミンCをたくさん含む野菜・果物などをバランスよく上げましょう。ビタミンCは熱や空気に触れると破壊されていくため、フードは開封したら早めに使い切ることを心がけてあげましょう。

  • モルモットの飼育環境

    モルモットは臆病な動物のため、落ち着ける場所にケージを置いてあげましょう。また、寒暖差にも弱いため温度差の少ない場所、直射日光を避けられる場所、風通しの良い場所、高温多湿な環境を避けられる場所を選んであげてください。また、モルモットは排せつ物がとても多い動物のため、毎日のケージの掃除が欠かせません。

モルモットに多い病気の例

  • 歯科疾患(不正咬合)

    モルモットの切歯や臼歯は生涯伸び続けていきます。通常は切歯も臼歯も上下の歯がうまく噛み合わさることですり減り適切な長さに保たれますが、何らかの原因で歯の咬み合わせが悪くなると、奥歯が正常ではない方向に伸び、口の中を傷つけてしまいます。
    この結果、痛みからよだれが出たり、食欲が落ちたりなどの症状が現れます。
    そのため、異常に伸びた歯を定期的に切る必要があります。

  • 消化器疾患

    モルモットの消化器疾患では、胃腸うっ滞や腸閉塞などが多くみられます。
    胃腸うっ滞は何らかの原因で胃腸の機能が低下することで、食欲が落ちて便の量が減ったり、形が小さくなったりする病気です。腸閉塞は腸にガスが溜まり、腹痛・脱水・ショック症状などを引き起こす病気です。

  • 皮膚疾患(皮膚炎・ダニ・感染症など)

    モルモットは排泄物の量も多く、ケージ内も不衛生になりがちになるため、皮膚疾患になりやすいと言われています。モルモットに多い皮膚疾患としては、細菌・真菌(カビ)・寄生虫(ダニ、シラミ)が原因による、発疹・痒み・フケ・脱毛などがあります。

  • 尿石症

    モルモットではときおり、尿石症が見られます。不適切な食餌や膀胱炎、飲水不足が原因とされていますが、完全に予防するのは困難です。尿路に存在する意思により、排尿痛や血尿を起こすことがあります。


チンチラの診療

チンチラがかかりやすい病気には歯科疾患、消化器疾患、皮膚疾患などがあり、こういった病気の早期発見ができるように、日常のケアを含めて飼主様のサポートを致します。

チンチラを家族に迎えたら

  • チンチラの性格と注意

    野生のチンチラは集団生活をしているため、相性が合う個体同士であれば同じケージで育てることができます。しかし、相性が合わないとストレスを感じ、激しいケンカをしてしまいます。基本的には1匹で育てるとよいでしょう。
    また、チンチラは寒く乾燥した気候に耐えるために進化した毛を持っているため、日本の高温多湿な環境には耐えることができません。そのため、温度管理や湿度管理を適切に行う必要があります。

  • チンチラの食事

    牧草を主食にすることで臼歯が削れ、歯の健康が維持でき消化器疾患の予防に繋がります。また、チンチラは粗蛋白が14~16%程度必要とされているため、チンチラ専用のペレットも併せて与えるようにしましょう。

  • チンチラの飼育環境

    ンチラは暑さに非常に弱い動物で、温度が高いことが原因で体調を崩すこともあります。また寒さに強いイメージもありますが、寒すぎるのも体調を崩す原因となります。理想的には室温17~25℃、湿度40%程度を目安にして飼育環境を整えてあげましょう。

チンチラに多い病気の例

  • 脱毛症

    チンチラの被毛はやわらかくデリケートなため、引っぱると簡単に抜けてしまいます。そのため、「強く引っ張る」、「他のチンチラと喧嘩する」、「ストレスなどにより毛引きする」などによって、脱毛が起こることがあります。

  • 皮膚糸状菌症

    真菌が、皮膚や体毛につき感染します。環境の悪化や、ストレスなどにより、免疫力が低下すると発症しやすくなります。高温多湿な日本の環境ではケージ内の環境悪化によって真菌に感染するケースもありますので、風通しをよくして清潔な環境作りを心がけてあげましょう。

  • 歯科疾患(不正咬合)

    ンチラの消化器疾患では、胃腸うっ滞や腸閉塞などが多くみられます。
    胃腸うっ滞は何らかの原因で胃腸の機能が低下することで、食欲が落ちて便の量が減ったり、形が小さくなったりする病気です。腸閉塞は腸にガスが溜まり、腹痛・脱水・ショック症状などを引き起こす病気です。


ハリネズミの診療

ハリネズミがかかりやすい病気には皮膚疾患、口腔疾患、神経疾患などがあり、こういった病気の早期発見ができるように、日常のケアを含めて飼主様のサポートを致します。

ハリネズミを家族に迎えたら

  • ハリネズミの性格と注意

    性格は警戒心が強く臆病ですが、好奇心が旺盛な動物です。基本的に夜行性で、単独を好んで行動します。ハリネズミの特殊な行動の1つに「泡ふき行動」があります。これは、ハリネズミが大量の泡状となった唾液を体に塗る行動ですが、この行動の明確な理由はまだ解明されていません。
    気温が厚くなると夏眠、寒くなると冬眠する習性がありますので、適切な気温を保つようにしてあげてください。

  • ハリネズミの食事

    リネズミは長期間同じ食事を食べ続けていると、新しい食べ物を受け入れにくくなってしまいます。そのため、飼育当初から偏りを避け、バランスのよい食事を心がけることが大切です。
    主食としてハリネズミフード、副食としてミルワームやコオロギ、野菜や果物などを与えると良いでしょう。

  • ハリネズミの飼育環境

    気温30℃を上回ると“夏眠”、10~16℃を下回ると“冬眠”する習性があります。ハリネズミの体に負担をかけないためにも、適温25℃前後を保つように心がけましょう。

ハリネズミに多い病気の例

  • 皮膚糸状菌症(真菌)

    真菌が、皮膚や体毛につき感染します。環境の悪化や、ストレスなどにより、免疫力が低下すると発症しやすくなります。ハリネズミは皮膚病にかかりやすいといわれており、こういった糸状菌を保有していることが多いのです。

  • 疥癬

    ハリネズミはダニの寄生を受けていることが多く、非常に日常的な疾患といえます。フケや脱針が増えてきたと思ったときや、新しい子をお迎えした直後にはぜひ検査をして頂きたいです。

  • 口腔内疾患

    ハリネズミでは歯周病や腫瘍の発生が多くみられます。食欲低下や出血、涎が多くなるといった変化がみられます。進行した例では治療が困難なことも多く、早期発見、早期治療が大切です。


鳥類(小鳥)の診療

鳥類がかかりやすい病気には発情関連疾患や毛引きなどがあり、こういった病気の早期発見ができるように、日常のケアを含めて飼主様のサポートを致します。

鳥類を家族に迎えたら

  • 鳥類の性格と注意

    ペットとして飼育される鳥類で多いのがオカメインコ、サザナミインコ、セキセイインコ、コザクラインコ、オウム、カナリアなどです。種類によって飼育環境や性格が大きく異なります。相性が合わないと激しい喧嘩をすることもあるので、同種であっても複数羽を同じケージ内で生活させることはやめておきましょう。もし、同じケージでの飼育を考えるのであれば、様子を見ながら相性を見ていくことをお勧めします。

  • 鳥類の食事

    飼育する鳥の種類や年齢によって適切な量やエサの種類を選択してあげましょう。健康な成鳥は、体重の10%程度が1日の適正なエサの量といわれています。
    鳥類のエサの代表的なものには、ペレット(人工飼料)、シード(種混合餌)、ボレー粉、カトルボーン、塩土、ミネラルブロック、青菜などがあります。鳥類のエサとして古くから使われているようなものであっても、現在では不適切とされているものがいくつかあります。必ず専門家に相談するなどして適切なものを選んであげてください。

  • 鳥類の飼育環境

    鳥類はとても環境の変化に敏感な動物です。そのため、大きな振動や音、寒暖差の少ない場所を選んでケージを設置してあげましょう。また昼夜のメリハリをしっかりつけてあげることも大切です。ストレスを解消するためにも、放鳥できる環境を設けることが理想的ですが、逃げてしまわないように部屋を密閉した状態になっているかを確認しておきましょう。

鳥類に多い病気の例

  • 卵塞

    正常に卵が産めずに腹部が硬く膨れてしまう状態です。苦痛を伴い、卵管脱を起こして死亡する場合もあります。

  • 卵管脱

    卵をうまく出せず、卵管が卵と一緒に反転して肛門から出ている状態です。

  • 骨折

    鳥類の骨は、飛ぶために軽く作られているためもろく、不慮の事故や人間の不注意により脚や翼を骨折することがあります。

  • そ嚢炎

    そ嚢は食べ物を一時的に貯めておく働きがあります。この部分には細菌やカビなどの微生物が住み着きやすく、異常に増殖した微生物によってそ嚢炎が生じます。あくびや、うなずくような格好をしたり、首を左右に振って嘔吐したりするなどの症状が現れます。

  • 自咬症

    発情や生活環境などのストレスなどにより、自ら首や羽を咬んで毛をむしり取る毛引き症や、自分自身を傷つけてしまう自傷行為による創傷などがあります。


爬虫類の診療

当院では、爬虫類の診療、健康診断などに対応しております。病気の早期発見ができるように、日常のケアを含めて飼主様のサポートを致します。
※診察可能な種類についてはお電話でご確認ください。


両生類

当院では、両生類の診療、健康診断などに対応しております。病気の早期発見ができるように、日常のケアを含めて飼主様のサポートを致します。
※診察可能な種類についてはお電話でご確認ください。

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