レーザー治療
当院では常に新しい技術を取り入れ、皆様により良い治療を提供できるように努めております。その一つとして、レーザーを用いた治療を行っております。
CTSレーザー
特徴
- 患者の条件(体重、体毛、毛の長さ、治療内容など)に合わせて適切な波長や時間を設定するので、高い有効性が得られます。
- 痛みがほとんどなく、安全性の高い、動物に優しい治療です
主な治療例
- 椎間板ヘルニアなどによる痛みの緩和
- 骨折や傷などの治癒の促進
- 神経症状の改善
原理
組織の奥まで到達したレーザーの光は、細胞内のミトコンドリアの活動を刺激して細胞呼吸を促進する光化学反応を起こします。その結果、血行を改善し、痛みの緩和、炎症の抑制、組織の修復など様々な効果をもたらします。
半導体レーザー
主な使用目的
- 手術の切開や止血
- 難治性腫瘍の治療
- 体表腫瘤の蒸散
- 歯周病の治療
手術の切開・止血
レーザーを用いた手術の特徴
- 高い止血能力
- 創傷による生体への負担が低いため、傷の治りが速い。
難治性腫瘍の治療
マイルドハイパーサーミア(温熱療法)
体表面からレーザー光を照射し、腫瘍とその周囲の正常組織を加温することで腫瘍細胞の増殖を抑制し、安定化させる治療です。腫瘍の増殖をある程度コントロールすることで、腫瘍による苦しみを緩和し、生活の質を改善させます。
1回15〜20分の処置で動物に負担が少ない処置です。継続して実施することで効果が得られます。
体表腫瘤の蒸散
体表上にある腫瘤を、焼却する処置です。
全身麻酔を使わずに行えることもあります。 安全性が高く、短時間で終わる処置です。
歯周病の治療
レーザーファイバーの形状を生かして、歯周ポケット内の殺菌や増生歯肉を切除する治療を行います。 レーザーにより、歯肉の引きしまりや、食欲や口臭の改善が期待できます。